どーも、です。

俺は今、自分達の船の番をしてます。

え?何でかって??

だってギンさんが、首領・クリークをバラティエに案内しに行ってる間、

ここにいろって言うんだもん!

大丈夫だと思うけど、船が襲われた時守って欲しいんだって。

そりゃ、大好きなギンさんに信頼してもらってるのは嬉しいよ?

だからって、干からびた仲間の中に一人だけいるって…ちょっと嫌。

あー、早くギンさん帰ってこないかなー。





そう思いながら甲板で不貞腐れてると、首領が大きな袋を抱えて帰ってきた。

…ギンさんは?







「おかえりなさい、首領!

 あの…ギンさんは…?」

「あのレストランにいる。

 、全員に飯を配って戦闘の準備をしろ。

 あのレストランを乗っ取る。」

「え…!?何でですか!?」

「あのふざけた型の船ならだまし討ちが出来るだろ?」

「だからって…!」

「…、お前に選ばせてやる。

 俺と共に行くか、ここで俺に殺されるか。」

「っ!」

「…どうする?」

「………。」









「あなたと共に…参ります。」



















爛々とした首領を乗せた船は、バラティエへ船体を寄せた。





「オオォォォォォォオオオオオ!!!!」





生き返った仲間達は雄たけびをあげながら降りていく。

と、同時に。













ズババン!!















突然、船体が傾いた。





「うわっ!」

「何が起きたァ!!」

「首領・クリーク!本船は…斬られました!!!」





斬られた!?

このガレオン船が!?

こんなこと出来る奴なんて一人しかいないじゃないか…!











「ミホーク…!」











思わず名を呟いた。

奴を乗せた小船がゆっくりと、姿を現した。




























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