鳴りやまない 消えることない 愛の唄 「フランキー!隠して隠して!!」 ついさっきルフィ達が壊した柱を修理していると 突然がおれと柱の間に入ってきた。 「おまっ…!?」 「しっ!見つかるっつーの!!」 「はぁ!?」 おれの腕の下にいるから必然的におれを見上げる形になる。 ふわりと香るの匂いにクラリとしたが 何とか理性を保てた自分を褒めてやりたい。 少し体温を上がるのを感じながらそんなことを思った。 が人差し指を口元にあて、キッとおれを睨んだ時。 「おいフランキー!見なかったか!?」 背中越しに聞こえるルフィの声。 その声に反応しておれに身をあずけて体を隠す。 ははーん…そういう事か。 「なら筋トレルームにかけ込んでたぜ?」 「筋トレルームだな!?よしっ!!」 おれがそう言うとルフィは嬉しそうに筋トレルームへ向かった。 足音が聞こえなくなるとは顔をおれに向けニィっと笑う。 「さんきゅ!」 「気にすんな。どうせかくれんぼか何かだろ?」 「ピンポン!いっつも最初に見つかるんだけど フランキーのお陰で助かったよ。」 無防備に笑うの顔を見ると何故か口元が緩んでしまう。 それを隠すこともなくの頭をワシワシと撫でながら 「いつでも頼りにしてくれよ。」 おれのその言葉に 嬉しそうに笑って返事をしたあいつの顔が忘れられない。 なぁ、トムさん。 居なくなってから気付く気持ちがあるってこと 初めて知ったよ。 消せれない 鳴りやむことない 愛の唄 |